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世界のワイン!それぞれの特徴が分かる種類と名前一覧

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ヨーロッパを中心に世界中で生産されるワイン。

歴史と伝統のあるフランスのイメージが強いですが、ニューワールドと呼ばれるアメリカや南米、そしてオセアニア地域で作られたワインも美味しく人気があります。

種類が豊富にありますので、どれを選んでよいのか迷いますよね?そこで今回は、わかりやすく一覧にまとめてみましたので分かりやすくご紹介。

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大きく分けると4種類あるワイン

何となく複雑そうに見えるワインも大別すると「」と「製法」で分けることが出来ます。

色に関しては皆さんもご存知、この3つですね。

ボトルを見ればすぐに分かるので、飲んだことがない人も区別出来ます。タンニンと呼ばれる渋みがある赤ワイン。甘口~辛口まで揃う白。ちなみにロゼは赤と白を混ぜて作る方法がありますが、ヨーロッパでは禁止されています。

そして「製法」による分類は4つになります。

スティルワイン:いわゆる私達が普段「ワイン」と呼んでいるものがコレになります。

スパークリングワイン:発泡性のあるワインでスーパーでは1000円前後から手軽に購入できます。スペインは「カバ」、イタリアは「スプマンテ」と呼ばれています。

酒精強化ワイン:長期保存を目的に製造過程でアルコールを添加し、度数を上げたもの。シェリー、ポート、マディラなど。

フレーバードワイン:別名アロマタイズド・ワイン。ブドウ本来の香だけでなく、果物やハーブ、各種スパイスなどで香り付けしたもの。ヴェルモット、デュボネ、リレなど。

 

ヨーロッパと新世界の違い

世界中で作られているワインを産地で大別すると「オールドワールド」と「ニューワールド」に分けられます。

オールドワールドはいわゆるフランスを中心としたヨーロッパのワイン。歴史が古く伝統的な製法を継承しながら、個々のブランドも確立しているのに対し、ニューワールドは歴史が浅く土地の優劣がはっきりと出来ておらず、ヨーロッパのワインと比べて産地に注目されることはまだ少ないようです。

この違いに関してはボトルのラベルをみると分かりやすいです。

ヨーロッパのワインは地名・村・畑の名前がつけられることが多いですが、ニューワールドはメーカー名と葡萄の品種がつけられることが多いです。

その他の違いは以下の通りです。

  オールドワールド(伝統国) ニューワールド
格付け  生産された場所が重要。地方・地区・村・畑など限定されるほど個性的で評価が高い  伝統国と比べると産地ごとの個性がまだまだ確立していません。
風味  マリアージュという言葉があるように、食事とワイン双方が引き立てあう関係。  味が強めで、食事と一緒に、と言うよりもワインのみで楽しむ事ができる。
ヴィンテージ  当たり年、はずれ年によって美味しく飲むタイミングがある。 気候が安定している地域が多く、あまり気にしなくても大丈夫。 

ワインの良し悪しはその年のブドウの出来栄えによって大きく左右されます。ただ、はずれ年だからと言って「まずい」というわけではありません。生産者の技術でカバーできることもありますし、逆に当たり年だからと言って必ずしも美味しくなるわけではありません。

はずれ年は、飲み頃が早く、価格も手頃な値段で買えるので、高いワインに挑戦したい時などは購入のチャンスかもしれません。

ちなみにブドウの収穫量が安定していない地域、例えばシャンパーニュ地方などは違う年に収穫したブドウをブレンドすることもあるようです。

 

代表的なブドウの品種からワインを知る

ワインの原料となるブドウは現在、栽培されている品種だけでも約100種類と言われています。

「そんなにあるの?!」と驚かれる方も多いと思いますが、とりあえずは赤と白の代表的な8品種を覚えておくと良いでしょう。

 

赤ブドウ

 ブドウの品種名 酸味 渋み(タンニン) アロマ
カベルネ・ソーヴィニョン  ★★★★  ★★★★  スパイシー。長期熟成でより複雑なアロマに
カベルネ・フラン  ★★★  ★★★  チェリーのような繊細な香り
ピノ・ノワール  ★★★★ ★★   木苺とローズやスミレのような香り
メルロー  ★★ ★★  熟したプルーンのような香り

カベルネ・ソーヴィニヨン

フランスのボルドー地方の代表的な品種。ワインの知識があまりなくても、どこかで聞いたことがある名前だと思います。ちなみにソーヴィニョン・ブランとカベルネ・フランの自然配合で誕生し、カベルネ・ソーヴィニヨンのワイン生産はボルドーから始まったと言われています。

特徴:果皮は黒く分厚い房は円錐形。房・粒ともに全体的に小さめ。タンニンを多く含んでいますので渋みがある。酸味もしっかりとあるので、バランスが良い。じっくりと熟成させてコクのある豊かな味わいを楽しめます。

主な生産地(フランス・イタリア・アメリカ・チリ)

5大シャトーの2つ「シャトーラトゥール」「シャトー・マルゴー」がカベルネ・ソーヴィニヨンで作られています。

フランスでも最高ランク第1級の格付けを得ており、需要も高く価格は5万円前後から。ビンテージによっては10万円を軽く超えるものまであります。

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5大シャトー  
シャトー・ラトゥール 品種はカベルネソーヴィニョン。ラベルには産地のシンボルとも言える塔が描かれているのが特徴。50年熟成が可能と言われており、男性的で力強く晩熟。
シャトー・マルゴー 品種はカベルネソーヴィニョン。香りが豊かで、なめらかな口当たりの甘口ワイン。女性的で「ワインの女王」「ボルドーの宝石」などと形容されることがあります。
シャトー・ラフィット・ロートシルト 歴史上では1234年に登場したと言われるラフィット。ルイ15世も嗜んでいたことから「王のワイン」とも呼ばれています。カベルネ・ソーヴィニヨン84%、メルロ14%、プティ・ヴェルド1%。
シャトー・ムートン・ロートシルト 1973年に第1級に格上げされた貴重なワイン。ラベルのデザインを著名な芸術家の手によって描かれている。1973年はピカソ、1975年はウォーホルが担当。カベルネ・ソービニヨン86%、メルロ12%、カベルネ・フラン2%。
シャトー・オー・ブリオン 当時、あまりにも有名だったことから、5大シャトーの中で唯一メドック地区でなく、グラーヴ地区から例外的に選ばれたシャトー・オーブリオン。若いうちからも飲むことが出来、長期熟成も可能なことから飲み頃の期間が長い。カベルネ・ソーヴィニヨン 45% メルロー 37% カベルネ・フラン 18%。

5大シャトーとは?

1855年のパリ万国博覧会にてフランス・ボルドー産のワインが格付けされ、第1級の称号を得たのが上記の5大シャトーです。格付けは、今も市場に大きな影響力を与えています。

カベルネ・ソーヴィニョンで作られたワイン

シャトー・ラグランジュ

世界大恐慌や戦争の影響で経済的な打撃を受け経営が悪化。そんな中、1983年に名乗りを上げたのがサントリーでした。見事復活を果たしたシャトー・ラグランジュは決して手の届かないワインではありません。慣れてきたので、少し良いものを飲んでみたいという方にオススメです。グランクリュ第3級の格付けでフルボディを安価に楽しめる1本。5千円前後で販売されています。

生産地:フランス・ボルドーのメドック地区

フルボディ 辛口 程よい渋みと果実味

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カベルネソーヴィニヨンは世界中で生産されていますので、味も価格も様々。チリ産なら1本1000円前後で買えますし、最初にご紹介した「シャトー」と冠したワインならヴィンテージで10万円を超える大変高価なものもあります。先ずは気軽に楽しむためにニューワールドのチリ産のライトボディから初めて、2000円台のものにチャレンジしていくと良いでしょう。

 

カベルネ・フラン

ボルドーが原産地。カベルネソーヴィニヨンの交配親として有名。ボルドーのロワールやサンテミリオンを中心に栽培されており、フランスだけで世界の生産量の80%を占めています。早熟で冷涼な気候でも育ちます。

特徴:果粒は大きめでタンニンが少なめ。さくらんぼやブルーベリーのような繊細で甘い香りと程よい渋みとまろやかさが特徴。ボルドーではカベルネソーヴィニョン、メルローとブレンドして使われることが多いようです。渋みが苦手という方はカベルネ・フランを原料としたワインを試してみると良いかもしれません。

主な生産地(フランス、南アフリカ、日本)

カベルネ・フランで作られたワイン

トロワ・ド・ヴァランドロー

こちらはヴァランドローのセカンドラベルです。3番目にリリースという意味が込められたフランス語の「トロワ」。新しい樽を用いて作られますので、樽の香がワインに深みをプラス。5千円前後で売られていますので、ワインを嗜み始めた頃に飲んでみたい1本。味は辛口で軽めなので飲みやすい。

生産地:フランス サンテミリオン

フルボディ 辛口 程よい渋みと果実味

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シノン・ソレイユ・ド・クーレーヌ

最初の輸出国が日本だったことからこの名を付けたそうです。ほのかに香るアロマはスミレの花であったり、黒胡椒などのスパイスも程よく混ざりあったような豊かな香り。辛口でミディアムな飲みくちです。2000円前後で買いやすい価格帯が魅力です。

生産地:フランス ロワール

ミディアムボディ 辛口 果実味とスパイス風味

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ピノ・ノワール

歴史が古く、フランスのブルゴーニュ地方では代表的な品種です。土壌や気候の影響を受けやすい繊細な品種であることから産地がとくに重要になってきます。ちなみに有名な「ロマネ・コンティ」がピノノワールで作られています。他の品種と違い、単独で造られることが多い。

特徴:カベルネ・フランと同じく早熟で冷涼地域でも育ちます。果粒は小さめで楕円形。房も小さめで果粒が密度が高い。最大の特徴は、その繊細な香り。バラやスミレを思わせる繊細な香りとラズベリーの香りが良い。タンニンが優しく、果肉は無色なのでワインは淡い色に。

「ピノ・ノワールが好き」という方は結構多く、私もタンニンが控え目なので一番好きな赤ブドウ品種です。

主な産地(ブルゴーニュ地方、アルザス地方、ドイツ、イタリア、アメリカ、ニュージーランド)

ピノ・ノワールで作られたワイン

ヴォーヌ・ロマネ

若木から収穫されたブドウをブレンド。ピノ・ノワールなのでタンニンは軽めで、完熟した果実味を楽しむことが出来ます。村の名前を冠していますが、お値打ちな1本。

生産地:フランス ブルゴーニュ地方

フルボディ 辛口 果実味 スパイス タンニンのバランスが良い

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ピノ・ノワールお試し3本セット

2000円前後のお手頃なワインセットが税抜4980円で買える。同じピノノワールでも味の違いを楽しむのに丁度よく、肉料理と相性の良いものもあれば、デザートに合うものもありますので、シーンにあわせてチョイス出来るのが嬉しい。ぜひ、フランス産と南米産を飲み比べてみてください。

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メルロー

豊かでまろやかな果実味が特徴のメルロー。フランスの南西部が原産地でボルドー地方やサンテミリオン、ポムロールが主な栽培地域。もちろん世界各地でも栽培が盛んに行われています。

特徴:顆粒と房は大きく果皮はうすい。カベルネソーヴィニョンと比べて保水性のある土壌を好む。早熟タイプなので生産性に優れた品種とも言えます。タンニンは控え目で豊かな果実味が特徴。優しくマイルド味わいに仕上がります。

主な生産地(フランス・ボルドー地方、イタリア、アメリカ、チリ)

メルローで作られたワイン

奥出雲ワイナリー メルロ

12ヶ月間じっくりとメルローを熟成させた国内産のワイン。可憐な花の香りやベリーの甘い香りも感じる、渋みと酸が穏やかなフルボディ。

生産地:島根県

フルボディ 辛口 花とベリーの香り 酸と渋みのバランスが良い

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グラスマウンテン・メルロー

アメリカカリフォルニアで生産されている「グラウスマウンテン・メルロー」は1980年から作られており、マーカム・ヴィンヤーズ社の顔とも言うべき商品。ベリー系とコーヒーの香りで、クリーミーでなめらかな口当たりが特徴。2000円前後で手軽に買えるのも魅力の1つ。

生産地:カリフォルニア

フルボディ 辛口

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白ブドウ

 ブドウの品種名 酸味  甘み  アロマ
 シャルドネ  ★★  ★★★  産地による
リースリング  ★★★★★  ★★★  爽やかな酸味と果実味。熟成すると甘い香りに。
セミヨン  ★★  ★★★  はちみつのような甘い香り
 ソーヴィニョン・ブラン  ★★★★  ★★  柑橘系の香り

シャルドネ

フランスのブルゴーニュ地方にあるシャルドネ村が名前の由来と言われています。白ワインの代表とも言われるシャルドネはフランスを中心に世界各地で栽培されており、とくにフランスのブルゴーニュ地方、シャンパーニュ地方が主要な産地。

特徴:土壌や気候が変わっても育つことから適応性に優れています。産地や醸造方法で風味や味が大きく変わってくるのも面白い。房は中程度の大きさで果粒は小ぶり、果皮は厚みがある。早熟タイプの品種です。

主な生産地:フランス・ブルゴーニュ地方、シャンパーニュ地方、アメリカ、チリ

菊鹿シャルドネ

熊本県北部にあるワイナリーで作られた100%シャルドネの辛口ワイン。りんごや桃、樽由来のバニラ香が特徴。2000円台で買えます。

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セント・ハレット タティアラ シャルドネ

オーストラリア産の1000円以下で買えるお手頃ワイン。グレープフルーツのような柑橘系の香りから、徐々に熟れたパイナップルを思わせる果実味があとに残る。程よい酸味とフルーティな味わい。辛口。

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リースリング

さわやかな酸味と果実味が特徴のリースリングはドイツの世界遺産であるライン渓谷が原産地。白ワインはシャルドネ、ソーヴィニヨンブラン、そしてこのドイツを代表するリースリングが3大ブドウと呼ばれています。ドイツではモーゼル、ファルツを中心に栽培され、外国ではアメリカ、イタリア、オーストラリアなどでも栽培されています。

特徴:寒さに強い晩熟タイプの白ぶどうで房は小ぶりで果粒も小さく果皮は厚め。熟すと茶色い斑点がつきます。ミネラルが豊富でみずみずしい果実味と切れのある酸味が特徴。熟成させると甘い香りをはなちます。

主な生産地:ドイツ、フランス、オーストリア、オーストラリア

ツェラー・シュヴァルツ・カッツKAB

黒猫のラベルでおなじみのグスタフ・アドルフ・シュミット社のワイン。シュミット社はドイツで一番歴史が古く、世界中で親しまれているワイナリーです。このブルーボトルは甘口でフルーティな味わい。価格も1000円程度で買えるデイリーワイン。

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フォン・シュタイン・リースリング・フェダーシュピール

リースリング100%で作られたオーストリア産の白ワイン。フルボディで辛口タイプですが、フルーティでピュアな味わいです。

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セミヨン

セミヨンはフランス南西部が原産地。フランスのボルドー地方で使用が認められている品種の1つ。ボルドー地方では他の品種とブレンドして醸造することが多く、セミヨンはソーヴィニヨン・ブランとブレンドすることが多く、まろやかな味わいに。

特徴:房は円錐形をしており果皮は薄く、果粒は中サイズ。ボトリティス・シネレア(白ワインに生える貴腐菌)がつきやすい。程よい酸味と甘い香りが特徴。貴腐菌がつきやすいことから、貴腐ワインも盛んに作られています。各国で栽培されていますが、オーストラリアでの栽培も多くなってきており、オーストラリア産なら安価にセミヨンを楽しむことが出来ます。

主な生産地:フランス・ボルドー地方、ニュージーランド、オーストラリア、チリ

カルム ド リューセック

シャトー・リューセックのセカンドワイン。セミヨンの貴腐ブドウを堪能出来るフランス・ボルドー産の甘口タイプです。シャトー・リューセックはヴィンテージによっては1万円を超えますが、こちらは5千円前後で買えます。はちみつを思わせるまったりとした味わいです。

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貴腐ワインについて

ブドウに発生したポトリティス・シネレアが酒石酸を養分に果皮のろう質を溶かす。水分が蒸発してしまうので甘みが凝縮されます。気象状況や他の菌が付着していないことなど、条件が揃わないと生産は出来ません。

長期にじっくりと熟成させるタイプもあり、時間と手間も掛かることから、どうしても価格が高くなってしまう。例えばサントリー登美の丘ワイナリーの登美ノーブルドールは1本5万円もします。

 

ソーヴィニョン・ブラン

ソーヴィニヨン・ブランはフランス西部が原産で、カベルネ・ソーヴィニヨンの配合親。ボルドーやロワールを中心に栽培され、現在はアメリカやニュージーランドでも栽培されています。小ぶりな房で果粒も小さい晩熟タイプのブドウ。

特徴:ソーヴィニヨン・ブランは柑橘系の爽やかな香りと酸味が特徴ですが、ボルドー地方でじっくりと樽熟成されたワインは柑橘系の香りが抑えられ、甘い香りと樽の香りが複雑に絡み合う。

主な生産地:フランス・ボルドー地方、ロワール、アメリカ・カリフォルニア、ニュージーランド

サンセール・ブラン

ソーヴィニヨン・ブラン100%のフレッシュな柑橘系の香りが楽しめる辛口白。サンセール・ブランのコンクールで受賞歴もある一度は飲んでみたい1本です。価格も2000円前後で買えるデイリーワイン。

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産地ごとの特徴を知ろう!

世界のワインベルト

今やヨーロッパだけでなく世界各地で造られているワイン。産地を世界地図で見てみるとワインベルトと呼ばれる「北緯30~50度」「南緯20~40度」に集中していることがわかります。このエリアはいわゆるワインの栽培に適した気候で日本も生産地として最適な環境にあることがわかります。

それでは各国の産地の特徴を見ていきましょう!

 

フランス

大西洋と地中海に囲まれ、アルプス山脈とピレネー山脈そして中央高地からフランスの各地へと川となり水を運んでくれる。こうしてみると、フランスはまさにブドウ栽培に適した土地と言えます。

代表的な産地はシャンパーニュ、ボルドー、ブルゴーニュ、ロワール、プロヴァンスなど。歴史が古く、伝統的な醸造方法で産地ごとに個性豊かなワインが造られています。

また、上記のようにフランスでは格付けが設けられていて、醸造方法・品種・地域、1ヘクタール当たりの収穫量が定められており、そうした厳しい品質管理のもと、高品質な最高なワインが生まれるのです。

ボルドー

5大シャトーで有名なメドック地区があるボルドー。フランス南西部にあり、赤ワインの原料となるカベルネ・ソーヴィニヨンを中心に生産しています。AOCだけでなく、シャトーごとの格付けもされており、高級ワインを多く産出しています。

ちなみにフランス国内のAOCワインの26%がボルドー産となります。

ブルゴーニュ

フランスの中心に位置するブルゴーニュ地方はボルドーと肩を並べるブドウ栽培のメッカ。ボルドーは他品種をブレンドして造られますが、ブルゴーニュはピノ・ノワールなど単一の品種で造られることが多いのが特徴。

畑ごとに格付けがされており、特級畑を「グラン・クリュ」、第一級畑を「プルミエ・クリュ」と名付けられる。

ちなみにボージョレ・ヌーボーはブルゴーニュのボージョレ地区で生産されています。

コート・デュ・ローヌ

約200Kmという南北に長い地域のため、北部と南部とでは気候や土壌、生産する品種も異なるため出来上がるワインの質も北と南では異なります。

ちなみに南部の生産地では赤と白をブレンドしたワインが造られており、多彩な味わいが楽しめます。

 

イタリア

ブーツの形をした個性的な地形のイタリア。ティレニア海からの暖かい風とアドリア海からの冷たい風、そして中央に連なる山脈があり、自然豊かな地形であることから恵まれた環境で、すべての州でブドウの栽培が行われており、生産量はフランスと1、2位を争うほど盛んに。栽培される品種は400を超えます。

フランスのコート・デュ・ローヌと同じように南北に長いため、北と南ではワインの特徴が違います。北部は重厚なワイン、南部に行くほど酸味がある爽やかなワインに。

ちなみにこのブーツ型の地形は「エノトリーア・テルス(ワインを造る大地)」と古代人が称したとか。

イタリアは2010年にEUの新規制により格付けが変更されました。DOCGとDOCが統一され「DOC」に、IGTが「IGP」になり、VdTが「Vino」という3つのカテゴリーに。ただ、DOCGやDOCを記載することは可能です。

 

ドイツ

ドイツの北東部は日照時間が足りないため、ぶどうの栽培は不向きといえますが、川の反射を利用して日照量を補っていることから、世界的にも有名なワインの生産国となっています。

ドイツワインの特徴といえば「甘さ」です。デザートワインとしてだけでなく、長期的に保存ができるということと、豊かな酸味によって風邪の予防や治療にも貢献しています。

ドイツの品質分類は糖度によって分類され糖度が高くなると品質・価格も上がります。

 

スペイン

スペインのブドウ栽培の歴史は古く、紀元前1100年ごろには始まったと言われています。13世紀頃にはワインの輸出が始まっており、アメリカ大陸にぶどうの苗木を輸出したのはスペイン人です。

19世紀は、いわばスペインの黄金時代で、輸出も盛んに行われていましたが、その影で偽装ワインの生産もしていたことで、評価を落としてしまうことに。そうした背景からか、20世紀にはスペインもワイン法が制定されテーブルワインをメインに徐々に輸出量は増えていきました。

スペインと言えは南部のヘレスで生産されるシェリー、そしてカタルーニャ地方で生産されるカバが日本でも馴染み深いと思います。

スペインはEUのワイン法で分類され、DOPとIGPに大きく分けられています。「VPCa」と「VP」は畑限定呼称、それ以外は産地呼称となります。

 

ポルトガル

実はポルトガルのブドウ栽培は紀元前5世紀頃からと言われており、なんとローマ時代にはワインの輸出も始めていたとか。

ポルトガルもまた国土が南北に長いため、北部と南部とでは気象条件も異なるため出来上がるワインも異なります。栽培されている品種は500種と多く、生産されるワインの種類も様々。

ポルトガルと言えば世界中で最も売れているピンクカラーの「マテウスロゼ」が有名ですね。微発泡タイプでフルーティーな甘口が印象的。

ポルトガルワイン法はスペインと同じでEUのワイン法によって分類されています。

 

 

アメリカ

アメリカのブドウ栽培の歴史は16世紀頃からだと言われおり、主な産地であるカリフォルニアは1769年頃から始まったそうです。

アメリカといえば生産量も1、2位を争う大国ですが消費量は世界一位。ヨーロッパでも甚大な被害をもたらしたフィロキセラはアメリカでも猛威をふるい、一時は壊滅状態にまで追い込まれましたが、栽培技術の発展とともに成長。

歴史は浅い、とは言うものの200年で培ってきた技術と製法は伊達じゃなく、皆に親しまれる多彩なワインが数多く生まれています。

最新技術を導入したワイナリーが多く、リースリング、ソーヴィニヨンブランなどが主要な品種です。

アメリカのワイン法は1978年に制定され1983年に改訂。政府認定の栽培地は現在200箇所ほどありますが、ヨーロッパと異なり、細かな規定はありませんが、収穫年・栽培方法・醸造方法・品種をラベルに記載する場合はブドウ含有率の規定が設けられています。

カリフォルニアスタイル

ヴァラエタル 葡萄の品種がラベルに記載されている
プロプライエタリー ワイナリーの名前を冠したブレンドワイン
メリタージュ ボルドー原産のブドウをブレンド
ジェネリック デイリーワイン

 

チリ

チリのワインの歴史は16世紀頃から。スペイン人によって持ち込まれたブドウは1851年から本格的に栽培が始まり、今では手頃な価格で飲めるチリ産のワインは日本でも親しまれています。

スーパーやコンビニで販売されている安いワインはチリ産が多いですね。

ちなみに全世界で猛威をふるったフィロキセラ(害虫)は、チリだけが被害を免れていますので、フランスの苗木の子孫たちが現存しています。

チリと言えば太平洋に面した細長い国で、産地は国中に点在。中央は雨量が少なく地中海性気候なのでぶどうの栽培に適しています。

チリは1967年にワイン法を制定。DO(デノミナシオン・デ・オリヘン)という原産地呼称です。栽培地域・品種を規定していますが、南半球で規定しているのはチリだけ。ラベルには収穫年・元詰・品種・栽培地域の表示を規定しています。

 

アルゼンチン

アルゼンチンはチリと同じく16世紀半ばにスペインによってブドウが持ち込まれワイン造りが始まりました。最初は国内で消費していましたが、技術の向上とともに輸出も始まり国際的にも認められる品質になりました。

高地のため、雨量が少なくアンデス山脈から流れてくる暖かく乾燥した空気のおかげで病気の少ないブドウの樹が有機栽培によって元気に育っています。

ちなみにアルゼンチンは70%が赤ワインでマルベックという品種をメインに栽培されています。マルベックは濃いめの品種で肉料理に合うことから、肉好きのアルゼンチンにあった品種と言えます。

1956年、輸出に向けてワイン法が制定。また、輸出や品質をしっかりと管理するためにINV(国立ブドウ栽培醸造研究所)が設立されました。チリと同じくDO法ですが栽培地域・品種などの規定はありません。

 

オーストラリア

南東部をメインにぶどうの栽培が行われるオーストラリアはアメリカと同じくまだまだ歴史は浅い。しかし技術や安定した品質には定評があり、価格も安価に売られていることから気軽に飲めるワインが多い。

前述したように産地の殆どは南部に位置します。また、タスマニア島でもぶどうの栽培が行われており、出来栄えも良いとのこと。将来的に素晴らしいワインを期待したい。

オーストラリアのワイン

ヴァラエタル・ブレンド 厳選したブドウの品種をブレンド
ヴァラエタル 葡萄の品種がラベルに記載されている上質なワイン
ジェネリック デイリーワイン

 

ニュージーランド

ニュージーランドのワイン造りは18世紀頃から始まったと言われていますので、他の国と比べて歴史は浅いですが、品質に関しては世界的に高い評価を受けています。

日本と同じ海に囲まれた島国。海洋性の気候でワイナリーは国内に点在。ニュージーランド産はソーヴィニヨン・ブランという品種が豊かな果実味で味わい深いことから、とくに世界から注目されているようです。

近年、海外資本も参入し、益々ワイン製造が盛んになり、小国ながら輸出量は上位に入っています。

2006年にワインやスピリッツのGI「地理的呼称」が制定され、品質やラベル表記などが食品衛生安全局によって管理されています。

ニュージーランドのオススメはこちら

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日本

我が国日本は湿度が高いため、ブドウの栽培に適した場所は少ないです。主な産地は「山梨・長野・山形・北海道」で、甲州、甲斐ノワールなどオリジナルの品種が栽培されているのが特徴。日本の気候にあった品種と言えます。ちなみに日本は格付けがありませんが、食品衛生・公正競争規定・商標など、ワインが関わる法律は沢山あります。

主な4つの産地

北海道 富良野市の十勝ワインが有名。全域に生産地がある。
山形 寒暖の差が激しい土地柄ですが、ぶどうの栽培には適した場所。他の地域と比べて知名度は低いですが、優良な生産者が多い。
長野 長野には大きく分けて4つの産地がある。特に塩尻市が盛んで、その他に安曇野・松本・東御などで造られています。
山梨 甲州市・甲府市が産地として有名で大手のワイナリーが点在する。2010年に甲州は品種登録されたことで輸出する際「Koshu」とラベルに記載出来るようになった。

 

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