30Nov
キラキラと光に反射し、美しいフォルムを描くワイングラスはお部屋のインテリアとしても最高です。
様々な形や大きさがありますが、どんなグラスで飲むかによってワインの風味は変わっていきます。
そこで今回は、グラスの特徴・機能やワインとの相性について、それぞれご紹介していきたいと思います。
テイスティングに最適な国際基準のグラス
ワイングラスの基本的な形は土台となるベースがあり、細長いステム(脚)があり、そしてワインを注ぐためのボウルからなっています。
カクテルグラスに似た形や、ひょうたん型など、大きく分けると8種類ほどあり、中には2つの形が組み合わさった複合タイプのものもあります。
どんな形であれ、ワインが美味しく飲めて、色がキレイに見え、口にスムーズに流れるグラスが理想的。
また、そうした機能性だけでなく、安定感や強度なども重要で、その全てを満たしたバランスの良い大きさがISO国際基準として設けられています。
(出典:https://commons.wikimedia.org/)
上の図のように、ベースの直径、ステムとボウルの厚み、グラスの高さなど細かな規定が設けられた国際基準のグラスはスワリングがしやすく、ソムリエのコンクールやボジョレーの解禁日などで活躍しています。
国際基準のグラスは、いわゆる「うりざね型」と呼ばれるもので、テイスティングがしやすく、特にタンニンが多く含まれる赤ワインとの相性が良い。
ワイングラスの種類
一般的によく使われるのが「うりざねタイプ(ボルドー型)」と、「ラッパタイプ」そして「風船タイプ(ブルゴーニュ型)」。
形状が風味に影響する要素
平皿や朝顔タイプは酸素に触れる面積が大きいので酸化しやすく、香りが逃げやすい。一方、円筒タイプやラッパタイプは香りが滞留しやすく、酸素に触れにくい形状と言えます。
また、開口部の大きさによって口へ流し込んだ時の量やスピードも変わってきます。平皿タイプは流れる面積が大きく、ラッパタイプは細くなります。口の中へ流れる量によって、口を「ア」「エ」と発音する時の形と「ウ」「オ」と発音する形にしてワインがこぼれないように風味を楽しみましょう。
良いワイングラスである7つの条件
グラスは飲むための道具なので見た目の美しさよりも、機能性が大切です。
開口部のガラスは薄く、注ぎやすく飲みやすい口径サイズ。ボウルは十分な容量があり、無色で透明度が高いほうがよく、強度があって安定感のあるものが「良いグラス」と言えます。もちろん、ずっと長く使うものですから、内部が洗浄しやすいということも大切なポイントです。
ワインを美味しく飲むためのグラス選び
どんなグラスでワインを飲むのか・・、実はこれが一番重要だったりするのです。
タンニン(渋み)が多いワインは酸化しにくく、香りが立ちにくいので、大きなボウルが合い、逆にタンニンが少なく冷やして飲むタイプなら、細長いタイプのものが良いでしょう。
下の写真は、よく使われる5種類のグラスですが、それぞれどんなワインと相性が良いのか一つずつご紹介していきます。
①シャンパングラス フルート型
スマートに佇むそのシルエットはまるで貴婦人のようなエレガントさがある、このフルート型は、炭酸を極力逃さないために口径が狭くなっています。また、細長いことから、気泡の動きも視覚的に楽しむことが出来るのもこのタイプならではです。
②ボルドー型
ボルドー型と呼ばれるタイプで、大きなボウルとゆるやかなカーブで口径はあまりすぼみがありません。渋みが豊かなフルボディの赤が向いています。
ブドウの品種なら渋みがしっかりとある「カベルネ・ソーヴィニョン」「メルロ」が合ってます。
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2個セットでプレゼントにも最適です。
③ブルゴーニュ型
ボルドータイプよりもボウルは大きいですが、口径にすぼみがあるのが特徴。口に流れるワインは細長くなります。豊かな香と程よい酸味のある赤ワインがこのグラスに向いています。
香が豊かな「ピノ・ノワール」という品種が最適です。
④熟成されたコクのある白向き
まさにボウル型のグラスで、ワインは広く口の中にゆっくりと流れていきます。豊かな香をもつ熟成された白ワインが最適です。白のシャルドネか、「貴腐ワイン」などの甘口タイプに向いています。
⑤軽めで酸味のある白向き
ボルドー型を少しスマートにしたタイプ。ワインは口の中に細く流れるのが特徴で、酸味が豊かの軽めの白がおすすめです。果実味もしっかりと感じることが出来、例えば柑橘系の香豊かな「ソーヴィニヨン・ブラン」「リースリング」などが向いているでしょう。
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