25Dec
オーストラリアから南東へ約2000km離れたところに位置するニュージーランド。
ワイン造りの歴史は浅いですが、近年急成長を遂げており、品質も向上していることから世界から注目を集めています。
2つの島からなるこの国は、それぞれワイナリーが点在しており、個性的なワインが造られています。
今回は、北島、南島で造られるワイナリー自慢の1本をそれぞれご紹介していきます。
北島で造られるおすすめワイン
温暖な気候の北島はワイン産業の始まりの場所でもあります。ワイナリーが集中するホークス・ベイ地方は約50件軒のワイナリーが点在しており、生産量は国内で2番目に多い。
ちなみにワイン造りはヨーロッパに比べると日は浅いですが、それでも100年の歴史があります。そんなホークス・ベイ地方では赤ブドウのカベルネ・ソーヴィニヨン、メルローを中心に白はソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネが栽培されていますので、この品種のワインがオススメ。
ワインコンクールで何度も受賞歴のあるワイナリー「ヴィラ・マリア」が手がける赤。カベルネ・ソーヴィニヨンとメルローをブレンドした辛口の赤で、チェリーやカシスのような豊かな果実味と爽やかな味わい。バランスの取れた安定感のある赤です。また、ステンレスではなく木樽で熟成させていますので、木樽ならではの香りも楽しむことが出来ます。税抜1280円
ソーヴィニヨンブラン100%で造られたスパークリングワイン辛口白です。爽やかでフレッシュな味わいの中に梅や桃などの果実味がある、後味スッキリのワインです。受賞歴があり世界的にも注目されている1本です。税抜1580円
南部のワイララパ地方で作られるピノ・ノワールの品質が高く、近年世界的に注目されている品種です。この地方にあるワイナリー・マーティンボロー・ヴィンヤードが手がける「テ・テラ」という赤が口コミでも高評価で、低価格ながら味わい深い旨みたっぷりの赤なんです。
1997年にロンドンで行われたインターナショナル・ワイン・チャレンジで受賞経験のあるワイナリーが若木だけで作ったコストパフォーマンスに優れた赤です。ピノ・ノワール好きなら一度は飲んでおきたい1本です。楽天でもかなりの高評価です。
南島で造られるおすすめワイン
1970年代にぶどう畑の開拓が始まったマールボローはブドウ栽培にとって好条件な土地柄。
この土地で造られる白ブドウのソーヴィニヨン・ブランはとても優秀で国内のソーヴィニヨンブランの85%を占めています。なので、まずオススメしたいのがマールボロー産のソーヴィニヨン・ブラン。
エッジの効いた鋭い辛口の白で、多彩な柑橘系の香りと、スッキりとした飲みくちが印象的。英国王室のイベントでも使用されたコストパフォーマンスに優れた一本です。税抜1280円
世界で最も南にある産地、セントラル・オタゴ地方では上質なピノ・ノワールが育てられています。気候が似ているブルゴーニュ地方に次ぐ優秀なピノ・ノワールということで世界的にも評価され、今急成長している産地です。
各ワイン誌が高く評価する辛口の赤。「絹のようにやわらかで特に芳香に富む」と評されるその味は、ベリーのような香りで酸味・タンニン・果実味のバランスが良く、長い余韻をゆっくりと楽しむことが出来るミディアムボディの1本。税抜2980円
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ニュージーランドのワインの歴史
18世紀に移住してきた人たちによって始まったと言われるワイン造り。海に囲まれた島国の気候は海洋性気候ですが、産地によっては1000km以上も離れており、気候や土壌条件が異なるので収穫時期も北と南では時差があるようです。
また、この国が注目されるきっかけとなったのが、南島で造られる白ぶどうのソーヴィニヨン・ブランです。1970年代から栽培が始まり、豊かな果実味とさっぱりとした味わいが高く評価され、80年代には世界的にも認められるようになりました。
海外資本も参入しており、ワイン産業は本格化。安価なものから記念日に飲みたい上質なものまで多彩なワインが作られています。
ちなみに生産されるワインの90%はコルク栓ではなくスクリュータイプの栓が採用されています。
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