27Mar
4月に立山黒部アルペンルートへ
行かれた方から感想やアドバイスを
伺うことが出来ましたのでご紹介したいと思います。
もくじ
いざ、スケッチ旅行へ
2013年4月26日に前々から
計画していたスケッチ旅行で
立山に行きました。一人旅です。
雪で覆われた北アルプスの山々が
描きたかったので、そのためのスケッチ旅行です。
夏の北アルプスは何度も登りました
が、冬山は初めて。しかし登山が
目的でないため、意外と楽に冬の
大自然の中まで入ることのできる
このアルペンルートを選びました。
このアルペンルートも3回目ですが冬は初めて。
名古屋から電車で信濃大町、
そこからアルペンルートを通り、
弥陀ヶ原ホテルで1泊、
富山県側に下りて、富山駅から
JRで名古屋に戻るコース設定です。
とにかく気ままな旅にしたかった
ということ、好きなポイントで好きな
だけ時間をかけたかった、そして
いっぱい描きたいという逸る気持ちを抑えて出発です。
長野県信濃大町から扇沢駅
信濃大町に下りた途端、空気の
冷たさを感じました。
天候は晴れていましたが、
なんだか雲が多く、風もある。
背中のザック(30L)には
水彩画材一式とスケッチブックF6
が2冊、水の入ったペットボトル、
そして着替えの衣類一式が
詰め込んである。手にはイーゼルとデジカメです。
駅舎の屋上がスケッチポイント。
ここでも十分山の絵が描ける。
近景の山間から北アルプスが望める。
あまり時間がかけられなかったが、
ここで描いた構図が後で見たら
一番よかった。鉛筆でラフスケッチ。
黒部ダム駅から黒部湖駅
信濃大町から扇沢までは乗り合い
バス、黒部ダム駅までは関電の
トロリーバス、黒部湖駅までは徒歩。
いつもながら、ダムの堰堤から見る
黒部の急峻な山肌は恐ろしいくらいの絶景です。
ここは完全な厳冬期の風景、歩く
足元は雪だらけ、とにかく寒いです。
雪だらけの山が近いから何枚も
スケッチ、構図もとり易い、
しかし鉛筆スケッチだけに、
一箇所にじっとしてるのはもったいない。
黒部湖駅の手前から黒部湖畔に
通じる遊歩道があり、20分くらいの
ところに休憩所がある。そこからの
湖面の景色がすばらしいのです。
ケーブルカーで黒部平へ
ここも当然スケッチポイント。
後立山連峰、立山東壁が眼前。
絶景ポイントですが、山の天気は変わりやすい。
雲の切れ間で見るしか方法がありません。
もし雨だったら、なんとも面白くないところです。
レストランに入って1300円のダムカレーを堪能。
ちゃんとダムの形になってました。
大観峰
ロープウエイで大観峰へ、
このルート最大の見所、観光ポイント。
3000m級の山々に抱かれた
雄大な景色が眺めれる、極めて
非日常的なすばらしい景色です。
ゴンドラの中は少し温かいから、
移り行く景色が気持ちよく眺められます。
ここの展望台がすばらしい
スケッチポイント。
ですが風があって寒い。
寒さを堪えてスケッチです。
針の木岳、鹿島槍ヶ岳を含む
後立山連峰、一箇所で前を向いて、
1枚、後を向いて1枚、遠景ですが
夢中でスケッチ、しかしガスが
流れて、半分興ざめ。青く光った
黒部湖が眼下に見えます。
建物内部の中テラスからも絶景が
眺められますが、観光客でいっぱいです。
室堂
各駅で待ち時間が多く、室堂に
到着したらすでに午後2時半過ぎ。
室堂の駅舎付近の積雪も
半端なく、ものすごい高さです。
ここでの楽しみはみくりが池付近
から剣岳を見ることです。
北アルプスの中では、第一級の
険しさ、すさましいほどの山容を誇り、
山登りが好きなひとなら、
1度は挑戦してみたい高山です。
しかし、みくりが池が雪で埋まって
おり、さらの風で雲が猛烈に流る。
とてもスケッチどころではありません。
仕方ないからここでは写真を撮って終了。
目の前には立山の雄姿が見えて、
感動てきでした。
ほどほどにして、宿泊地の
弥陀ヶ原ホテルにバスで向かいます。
弥陀ヶ原ホテル
標高1930mにある、このホテル。
料金も高いですが眺望も第一級。
楽しみにしていたホテルです。
早くから予約してあり、
1人旅でも泊まれました。2回目です。
山は午後3時過ぎると、急激に
冷えてきます。この時間から日が
落ちるのが早いのです。
早々にチェックイン。ホテルは満室状態。
※お泊りの際は早めにご予約を!
あくる日はホテルの朝食の名物の
バイキングを腹いっぱい食べて、行動開始。
朝のホテル前は正に大雪原、広大な
弥陀ヶ原が一望できます。
山の雪も光輝いていました。
朝からスケッチ、しかしホントに寒い。
3枚ほど描いて、またバスで室堂に戻ります。
室堂パノラマロード、大谷の雪壁
立山連峰を見ながら、
室堂ターミナルの屋上から
立山自然保護センターまでの
全長70m、幅4mの歩行者専用道路を歩きました。
しばらくターミナルの周りを
うろうろ、スキー客やら、
大谷の雪壁の見学者らで、
結構人出がありました。
大雪の立山室堂を満喫しました。
室道ー美女平ー立山駅ー富山駅
ランチはターミナル内の2階の
レストランで定食、とにかくみんな高いです。
午後はゆっくり室堂からバスで
美女平へ、この美女平の景観も
素晴らしいところです。特に紅葉は
見応えがあります。
立山から富山駅へ、そして北陸線で
名古屋に帰りました。
今回の立山スケッチの旅、たくさんの
スケッチができましたが、天候が
良ければ、お金がかかる
このルートでも十分、元が取れるの
ですが、少し残念でした。
景色としては黒部平とか大観峰の
方が、雪だらけの室堂よりおもしろいと感じました。
立山黒部アルペンルートの服装、アドバイス
4月といっても大町あたりで日中は
10℃くらい、立山の室堂は標高
2450mありますから、厳寒で
真昼でも0℃かそれ以下です。
信濃大町の駅前で扇沢行きのバスを
待っているときには、見たところ、
ほとんどの人がザックを背負って
いたと思います。中には街中を歩く
ようなスタイルの人がいましたが、
少なかったような気がします。
ウインドブレーカーに
トレッキングシューズ、そして帽子に手袋。
かなり寒いところに行くという
覚悟はみなさんあるのでしょう。
若い人は少ない印象でした。
アドバイス!
これからアルペンルートに行かれ
る人は、4,5月は真冬の山に行く
という覚悟で行かれたほうが良いです。
大町と室堂では気温差が
10℃くらいはあると思います。
従って服装も山歩きの冬の装備となります。
乗り物の中は温かいですから、
上着はすぐに脱げるものがいいです。
黒部ダムや大観峰、室堂は風が
出たら、すごく寒いです。
ウインドブレーカーは必需品です。
軽装で行ったら、一切建物から外には出られません。
私の服装
完全な冬の装備で上着は
ジャケットスタイルのウインドブレーカー、
ネックフォーマーも持参、
ヒートテックの下着、足は
トレキングシューズ、スパッツです。
暑ければ上から順に脱げるように
着込んでいます。ザックは30Lを
持っていきました。
みなさん大体30Lかそれより小さい
ザックが多かったような記憶があります。
立山黒部アルペンルートの混雑状況
どの駅でも結構待たされましたが、
ひどい状況ではありません。
1時間以上待たされたような記憶はありません。
ケーブルカーの黒部駅が混雑して
ました。30分くらい待ったような感じです。
黒部平のロープウエイも混雑して
いました。しかし30分以内だと思います。
団体の数の多い少ないでかなり混雑状況は違うようです。
Sponsored Link
関連記事
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。