15Mar
兵庫県朝来市にある竹田城跡は
別名「天空の城」や日本のマチュ
ピチュなどとも言われており、近年
多くの観光客で賑わうようになりました。
今回、竹田城跡に行かれた方から
お話を伺うことが出来ましたので
ご紹介したいと思います。
5年前に
日本のマチュピチュと呼ばれる
天空の城「竹田城跡」に行きました。
私は「歴女」ならぬ「城爺」(しろじい)で、
途中、先に兵庫県豊岡市出石の
「出石城」(無料)を見学しました。
出石は史蹟も多く、この後、
出石家老屋敷(大人100円 子供無料)や
町のシンボル「辰鼓楼(しんころう)」(無料)にも寄りました。
そしてグルメで見逃せないのが
名物の「出石皿そば」(650円~1100円)で、
城の前の「花水木本店」で舌鼓を打ちました。
このほか、桂小五郎が潜伏していた
住居跡(記念碑)などもあり、
出石は短時間で歴史を満喫できる町です。
この後、国道10号線で朝来市へ
向かいました。34km走って到着。
私は城山の麓にある駐車場
(中腹駐車場)には車を留めず、
そのまま山頂へ。
※現在は規制で一般車両は入れません
詳しくは朝来市公式サイトをご確認ください
というのは、今まで多くの城を
訪ねましたが、真面目に麓の
駐車場に車を置くようにしてきました。
それなのに山頂にもう1つ駐車場が
あり、みんな留めているのです。
せっかく老体(66歳)にムチ
打って登って来たというのに。
「案内板の一つも出しておいてよ」
という心境。過去にもこんなことが
ちょくちょくありました。
しかし今回は、細いながら舗装され
た道路(大手門コース徒歩700m)があり、
山頂に駐車場があることを予感させました。
子供連れの登山者を何人も追い抜きま
したが、どういう訳かみんな
迷惑顔や怪訝な顔つき・・・、
何か変! それは頂上に着いてから
分りました。
なんと道は行き止まりで、
しかも駐車場は無かったのです。
辛うじて2台留められそうな
スペースがあるのみで、
しかも既に1台留まっています。
なんとか留められましが、
後ろめたい気持ちで一杯。
※現在は「山城の郷」に車を停めて
天空バスで中腹駐車場まで向かいます。
気を取り直して、急な天守台への
階段(約200段)を登りはじめました。
遠目では整然と見えていた石垣も、
近くでは、所々ゴツゴツとした
荒々しい石積みを見せています。
何でも、この城は、昔は小規模な
砦だったらしく、壮大な城構えに
なったのは慶長年間とのこと。
そんな石積みの間を抜けて、
やっと本丸跡にたどり着く。
やはり老体にはきつく、全身汗まみれ。
いつも城山に登って感じるのですが、
ただでも登るのが大変なのに、
よくぞこれだけの石を運び上げたものだと。
汗を拭きつつ、いよいよ天守台から
竹田の町の景色とご対面・・・。
一瞬、その絶景に息をのむ。
私はそれまでに全国58の城を
訪ねましたが、これほど感動した
ことはありませんでした。
それほど天守台からの眺めは絶品で、
何時間でもここに居たい気持ちになりました。
ちなみに、天守台の高さは
254.6mで、東京タワーの一番
高い展望台(250m)とほぼ同じ
眺望になります。(ただ、周りに
は柵が無いので、くれぐれも
小さい子供さんにはご注意を!)
つぎに目を城郭に移すと、
天守台を中心に、南千畳、北千畳、
花屋敷が放射状に配置され、
ここから「竹田城」は別名
「虎臥(こが)城」とも呼ばれていたそうです。
そして、この城が一躍注目される
ようになったのは、黒沢明監督の
「影武者」や角川映画「天と地と」、
最近では高倉健さん主演の
「あなたへ」のロケ地になったことにもよります。
※大河ドラマ「軍師官兵衛」でも
ロケ地になったようです。
CGで合成、立派なお城になってました。
そんな天空の城で爽やかな風に
吹かれていると、下界のわだかまり
など一気に吹き飛んでしまいます。
とにかく、石垣しかない城ですが、
強烈なインパクトのある城でした。
現在、大ブレイクした竹田城に押し
寄せる観光客で、石垣に落書され
たり、はたまた、石垣の崩落の
危険まであり、このままでは
立ち入り禁止になるかもしれません。
これから訪れる人に、何としても
天守台からの絶景を楽しんで
ほしいという願いを込めて、
どうかマナーの順守をお願いします。
なお、余裕のある方には、ここから
国道312号線で20数km先にある
生野町の「生野銀山」の観光坑道
(大人900円 子供400円)をお勧めします。
竹田城の動画、空撮です
美しい竹田城を空から俯瞰する映像。
とてもキレイですね。
まとめ
貴重な体験談ありがとうございました。
以前は中腹駐車場まで入れた
ようですが、観光客の増加で
乗り入れできなくなりました。
また、中腹駐車場から竹田城跡まで
は急な上り坂のようですので、
十分お気をつけ下さいませ。
登り切った後の爽快感と絶景は
格別なんでしょうね。
私も行きたくなりました。
以上、竹田城跡に行かれた方の
体験談でした。
追記:2014年3月20日
竹田城跡は今年から観覧方式を
一新したようです。
観光客急増の影響で傷んだ遺構を保護するため、全長700メートルの見学順路を巡る観覧方法へと移行した。
(引用元:神戸新聞NEXT)
早速、見学に入った観光客の
感想は「見学順路の歩き心地も
まずまず」とのこと。
あくまでも保護が優先ですからね、
以前から崩落などの危険が問題視
されていましたが、今回、巡回路を
もうけたことで安全・安心・保護に
繋がれば良いですね。
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