30Jul
何の前触れもなく突然やってくる地震。あなたは冷静に行動することが出来ますか?
ここでは状況別に適切な避難行動についてまとめてみましたのでご参考いただければと思います。
家で地震が発生したら・・
学校の避難訓練といえば先ず机の下に身を隠すということを1番にやらされましたが、家で地震が発生した時、机の下に1番に隠れたほうが良いのかといえば、そうではありません。
天井からの落下物やガラスの破片が飛んでくるといった環境ではない場合、若しくは家具の転倒防止、ガラスの飛散防止をされているのであれば、机の下に隠れる必要はなく、外へ脱出したほうが懸命です。
地震による建物倒壊を想定した実験によると、様々な大きさの机を用意して倒壊した重さと同じ荷重を机に与えた結果、頑丈な事務机やキッチンテーブルも見事に潰れてしまったそうです。
では地震が発生した場合はどうすればよいのかというと、玄関などの出入口の確保、いつでも外へ出られるような状態にしておくことが重要です。
火災を発生させないこと
地震によりガス漏れが発生するケースはよくあること。爆発する危険があるので、必ず地震発生時はガスの元栓を閉めて、換気を良くするために窓を開放しましょう。地震が発生した直後はガスの匂いがしなくても火を使わないことが鉄則。安全装置が付いたマンションでも阪神淡路大震災時に火を使ったため爆発した事例があります。
避難する前に火元の確認と換気、また漏電を防止するためにブレーカーを落とすことも忘れずに
車の運転中に地震が発生したら
基本的に地震が発生したら”路肩に車を止めて鍵をつけたまま徒歩で避難する”というのがお決まりでしたが、地震発生時、ほとんどの車が路肩に止めて避難すれば緊急車両の妨げとなります。
ではどうすればよいのか。十分に安全を確認出来たら駐車場や広場など車を駐めることが出来る場所まで移動しラジオなどで災害情報を確認しながら待機しましょう。状況に応じて車から離れるときは貴重品を持ち、キーをさしたまま避難するようにしましょう。
高速道路では2~3km間隔で非常口があります。万が一トンネルで火災などが発生した場合は、非常電話で管理センターへ連絡を。そして素早くトンネルから出るようにしましょう。
[ad#ad-1]電車内で地震が発生したら
日本の電車や新幹線は地震が発生したら緊急停止しますので安全と言えますが、車内では窓際から離れ、つり革や柱を持って背を低くし、網棚からの落下に気をつけましょう。
万が一、火災が発生したら備え付けの消火器で消火活動し、係員に連絡したのち非常用扉開閉器で扉を開けて脱出しましょう。※但し火災が発生していないのに非常用扉開閉器を操作し、外へ出るのはとても危険な行為なので止めましょう!基本的に係員の指示に従って行動すること。
街中で地震が発生したら
建物から割れたガラスなど危険物の落下が1番危険。速やかに建物から離れ、カバンなどを持っていれば頭を守り、空けた所まで避難しましよう。揺れが収まるまで座って待機し、安全が確認できるまで、その場からむやみに動かないようにしましょう。
まとめ
- 屋内で地震が発生したら脱出経路を確保する
- 地震発生直後は絶対に火を使わないこと
- 避難するときはブレーカーを落とす
- 外で地震が発生したらカバンなどで頭を守る
- 建物から離れる
- 何もない場所まで避難すること
大きな揺れが起こると慌ててしまいますが、先ずは落ちついて行動し、2次災害の発生を防ぎ、すみやかに避難することが大切です。
Sponsored Link
関連記事
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。